合意条件確認の2つのポイントと
合意条件を確認する過程と合意条件の書面のポイント

交渉の合意条件確認のポイント | 交渉後の段階

交渉の合意条件確認のポイント

交渉の合意条件確認のポイント

交渉の合意条件確認について、ポイントを説明します。

まず、整理した合意点と相違点は書面により確認することが基本です。

交渉の条件を確定させるには、書類にすることはとても重要です。 口頭のみの理解では、お互いの解釈が異なることがよくあります。 通常は、それぞれが自分に良い方に解釈しますので、後でトラブルの原因になります。 また、合意した条件に基づき、今後、契約書を作成する場合に書面での合意確認も重要です。

合意の確認書類は、次に契約書となります。

契約は、双方の意思の合致により成立しますので、 口頭でも有効ですが、後日のトラブルを避けるためには、 書類にしておくことが必要です。交渉結果の合意内容は、 契約の基本骨子となる重要な要素です。

仮に、包括的な合意条件は確定しなかったとしましょう。 包括的な合意条件が確定しなかった場合でも、一部でも合意できる条件があれば、 合意できる条件を切り出して、部分的にでも合意しておくことは有効です。

一部でも合意を確定させておくことにより、 その合意要素を基準として、再交渉することができる可能性が広がります。 また、包括合意できない場合に、どの部分が課題となっているかについて、 書類を確認する過程で明確にすることができます。

合意条件の確認のまとめ

  1. 合意点と相違点は書面で確認するのが基本である。
  2. 書面の合意は契約行為といえる。

合意条件を確認する過程と合意条件の書面のポイント

合意条件を確認する過程において、 お互いに誤解していたことや合意できる可能性を発見することもあります。 書類で確認する過程は、合意の確定においてとても重要です。 後日、書類にすると理解が異なることも多いので、 できるだけ当日もしくは速やかに書類確認を行うことが重要です。

なお合意点・相違点については、整理した合意・相違点を書面で確認することが基本となります。 合意の確認は、契約の基本。書面はいつでも最も有効な証拠となります。

合意条件と契約との関係のまとめ

  1. 合意条件は、後日のトラブルを避けるために書面にするのが基本である。
  2. 書面で合意した内容から、契約書を作成するのが通常である。

合意条件の書面の関係のまとめ

  1. 交渉の合意内容は、契約の骨格となるので、書面にする必要がある。
  2. 部分合意でも合意した部分を書面にすることは意味がある。
  3. 合意条件の書類作成の過程で、双方の理解が深まることが期待できる。

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